Book: Why We Sleep
睡眠学者が睡眠の重要性を説く本。睡眠をおろそかにしてた自分を反省した。
個人的な発見は、まず睡眠は睡眠不足してる間だけでなく永続的なダメージがあるということ。なので「一時的にがんばる」みたいのは一見するほどアイデアではない。どのみち生産性がおちるので良いアイデアではないのだけれど。
もうひとつは寝不足時の自動車運転のヤバさ。わかってはいたけど具体的な数字を挙げあれるとウっとなる。寝不足とアル中は事故率に大差ないのに寝不足が放置されているのは社会としてよくないと著者は説く。
睡眠のリズム。体のリズムは固定されていて急にはかわらないので、日によって就寝にばらつきがあると睡眠の質がさがる。つまり遅くまで起きていたぶん朝寝するとか、前の日が寝不足だったぶん早く寝るとか、意味はあるが規則正しく寝起きするより効率が悪い。
自分の朝の活動は睡眠不足だったと反省し、目覚ましを使うのをやめた。八時間睡眠 (sleep opportunity - 布団に入ってから起きるまで) を推奨されているので 21 時に寝て 5 時に起きることにして一週間くらい経過。わかったこととしては、なにもしなくても普通に 5 時くらいには目が覚める。自分は 2-3 時すぎたあたりからずっと眠りが浅く、どうしたものかと思う。ただ眠りが浅いからといって 3 時とかに起きると昼間眠いので、浅いとはいえいちおう睡眠の効果は得られているっぽい。
カフェインも昼に一杯飲むだけに変更など、ほかにも細々と生活を見直した。なお睡眠 good practice などは特別新しい話はなく、それよりは睡眠不足のヤバさを突きつけるのが主な論点。ただ論点を示された上でこうしろといわれるとだいぶ説得力がある。
朝の活動の時間が減り、かつ夜もダラダラせず寝るようにしてるので、一日が 1-2 時間短くなった。ただでさえ時間がないというのにどうしたものかと考える。が、それは別エントリで書きます。昼間の眠気は今のところ完全になくなった。
しかし朝の活動の寝不足なんてかわいいもので、自分は結婚するまでずっと寝不足だった気がするな。インターネット依存にありがちなこととして。寝不足がはじまったのをふりかえると・・・たぶん学生時代の夜間インターネット定額制度(テレホーダイだっけ?)あたりな気がする。あれはマジで壊滅的な制度だったと今にして思うのだった。テレホーダイ世代は集団訴訟すべき。まあ人のせいにしても仕方ない・・・。
最初の会社の頃なんてたまに徹夜したりとか夜中まで酒飲んだりとか、そんで昼間は会社で居眠り。狂ってたとしかいいようがない。まあ若い頃は色々おかしかった。そういう愚かな若者にならずちゃんと暮らしてた人がエリートなのです。