Impossibility Of Remote (Contd)

前の続き。

社内求人で「リモート可」という検索ができるようになったので眺めているが・・・よくわからん。そして数が少ない。リモートに限ると、ただでさえ少ない(自分にできる)職の選択肢が更に狭まってしまう。

あと冷静になって考えるに、リモートで新しいチームに入るってすごい難しそうじゃない?チームの側も remote で onboarding する体制ができてないといけないし、自分にしてもがんばって顔を売らないといけない。東京の頃はそういう "visibility" 対策を色々考えないといけない雰囲気があった。せっかく引っ越してそういうくだらいことをしなくてよくなったのに、やりたくないだよ。

たぶん現状の勤務先の remote というのは、チームでの tenure の長い人が同じチームにいる前提でやるものなのだろうな。ある種の「上がり」ステータスで、キャリアを前に進めていきたい人がやるものではない。別に自分はキャリアを「前に」進めたいわけではないが、なんか違うことをしたいわけで、結局は同じ問題がある。

むしろキャリアを「前に」進めたい人は、同じチームではなくてもそれなりに縁のある近接チームに移りがちで(たとえば OS の中の人が OS の他の部門にいくなど) 、そういう距離の近い異動だと onboarding も少しはラクだろう。でも全然違う組織にいくのは大変。

その点で OS, 検索, ブラウザのような巨大製品は壁の内側で動き回れる範囲が広くて少し羨ましい。カメラはチームの大きさが不十分。そのうえ仕事もニッチで専門的なもの(画質の改善とか CV とか)が多く、自分のスキルセットでできることがあまりない。

チームを移るなら、来年早々に子がワクチンを打ち、オフィスの再開が確定したありでやるのが良いのだろうね。それまでは heads down. 別にほんとにオフィスがあくまでまたなくてもいいと思うけど、最初数ヶ月ずっとリモートとかだとキツそう。