雑談用メディアについて考える

雑談できる小さい group chat か何かがほしいなと思っていたので、それについてもうちょっと braindump してみる。

結論としては: Facebook が一番近いが Facebook だと自分はダメだな。これは FB 嫌いとかそういう話ではなく、単に欲しているものと違う。(自分は Twitter とくらべると FB はそんなに嫌いでないし。)

自分が欲しいのは group chat 的な private communication channel だが、チャットは同期的すぎてよくないと思っている。すぐ反応しなきゃいけないのストレスだし、暗に自分がそれを期待してしまうのも嫌。

あとテキストも一行ではなくちょっと長いのを書きたいときがある。このテキストとか。

Group chats の対称性もなんとなくスケールしない気がしている。つまり、自分が気兼ねなく話せる相手と、その相手(たとえば向井さんとしよう)が気兼ねなく話せる相手の集合は完全一致ではない。つまり自分が誰かを group chat に invite するというのは、相手にとっては observe しなければいけない channel が一個増えるだけである。FB Messenger の group chat とか、どの channel/room に誰がいるのか割と混乱しがちで、投稿するとき投稿先を間違えないか若干ストレス。自分の FB group chat なんて3つしかないのに annoying なのだから、これまともに社会性ある人だったらもっと沢山あるわけでしょ。そこに一つ増やしてとか言えないわ。ある種の人々はそういうのストレスじゃないんだろうけど、自分が嫌なことを他人にやりたくない。

Facebook はその点おおむね private で、チャットよりは非同期で、コミュニケーションは非対称で、チャットよりは長文もかける。

ただ現実問題として自分の Facebook にいる人々は特別気兼ねなく雑談したい相手ではない。もうちょっと他人の方が多い。つまり public ではないが private というほどでもない。あと自分の closed friends はそんなに FB にアクティブでない感じがする。投稿してないだけで見てはいるのかもだが。ついでにテキストもそんなに得意じゃないよね。ブログとかに out source する前提だから。

そして Facebook に滞在する時間を長くするのは不安。他のどうでもいいものに lure されてしまいそうだから。


Twitter で protected な sub-account をつくり、知り合いに follow を求めるのはどうか。Twitter やってない勢というのもいるが、そういう人はどのみち雑談とかで時間を無駄にしたくないでしょう。その態度は尊重したい。長めのテキストはスレッドを使えばいいというのが時代の選択ぽいのでそれを受け入れる。そして知り合いを follow はするが mute しておくことで traffic は少なくできる。

これは、自分が雑談したい相手にとってはたぶんベストな選択だが、自分の Twitter 近づきたくない instinct と相性がよくない。もっというと、良識ある人々がソーシャルメディアから離れつつある今日にノコノコ入っていくとか、なんかすごい間違ったことをしている感じしない?むしろその態度こそが groupthink であり、ツールとして Twitter を使えるならその方がいいのではないか。

たぶんそういうアカウントをつくると自分の箇条書きブログ "Fragments" は用済みになる。いま Notion で書いている Fragments はどのみち公開しないつもりだったので別に Twitter に乗り換えても自分の発言アーカイブとして劣化はしない。むしろ時系列データに不向きな Notion よりマシな可能性すらある。

Twitter の UI は根本的に気を散らしに来るので、それも問題。これは 適当な Chrome extension を使えば解決するかな?もちろんモバイルはナシ。

あ。でも Twitter は自分以外が protected じゃないから雑談できないじゃん。はい解散・・・。

強い心を持って public Twitter で雑談するのはどうか。俺はソーシャルメディアの圧力に負けない無敵の人になる!そして誰もフォローしない!みたいな。でもこれは仮に自分が無敵の人になれても(この仮定からして Big If だが)自分の話したい相手がそうなれるわけではないからねえ。若者ならいざしらず、おっさんの気兼ねない会話には privacy 必須。


メールはどうか・・・というと、今のお手紙活動が概ねそれである。ただ一週間に一度だとちょっと雑談としては物足りない気がしませんかね。しかし粒度を上げるとうざいのも事実。

何らかの新しいアプリなりプラットフォームを使うのは避けたい。みんなそんなに暇じゃない。既に人々が使っているであろうメディアに便乗させていただき、かつなんらかの工夫によってそうしたメディアに自分が感じている問題を mitigate したい。


ふつうにブログはどうか。kzys のブログとかはまあまあ雑談できているように見える(対話あがるのかはわからないが、内容としては。)パブリックなブログは、自分が無敵の人になれば返信のメディアは自由なので割となんとかなる面がある。

ただ Twitter とかで会話されても参加したくない。もうちょっとプライベートな場所で会話したい。そういう意味で newsletter はいいのかもしれない。そして substack がいつの間にか private mode をサポートしていた。Newsletter は頻度の高いメールのウザさを完全には解決できないが、直接送られてくるメールに比べると押し付けがましさは低い(無視すするのに抵抗がない。)それだとみんなで雑談する感じにはならないが、お手紙活動の経験によるとそれは許容して良い面もあるし、privacy という意味での良さもある。つまり自分のお手紙送付相手同士が等しく親密なわけではないから、内容によっては 1:1 の方が会話がやりやすい。

箇条書きブログ Fragments およびこのブログとの棲み分けはどうするのか。わからない。まあ自分のブログとかガチで誰も読んでいないのでほっとくというのが一つの選択肢である。あと substack はいちおうコンテンツの export はできるようなので、公開するものについては何らかの形でタグをつけておきがんばってインポートすることもできなくはない。現状だって WP からインポートしているわけだし。箇条書きの方は・・・どうだろうね。書き溜めておきコピペするとかだろうか。あと substack editor とかちょう使いにくいのだよねー・・・。

Substack はさておき、なんらかの private blog から newsletter-ish なメールを送るというのは一つの切り口かもしれない。


Blog / newsletter の問題点は、会話が非対称だということ。つまり、他の人の雑談も聞きたいのだけどなーという。しかしこれは概ね phantom problem である。つまり誰もそういう問題を抱えていない。みんな普通に Twitter なり Blog なりしている。

ただ完全に phantom というわけでもなく、private group chat ほしいねという人がまわりに一人いた。パブリックになんか書く敷居が高い知り合いだけを集めてすごく小さい group chat を作るのは、いいのかもしれない。なぜならそういう人は自分の周りに沢山はいないので、場が増えすぎる問題はない気がするから。


結論としては:

  • 今のお手紙活動をもうちょっと普通の newsletter-ish にできないか調べる/考える。
    • これはほんとうに雑談につながるのだろうか・・・。
  • Private-focused な知り合い数名と Discord あたりで chat できないか、誰が興味ありそうか考える。

それにしてもこうやって自分の communication channel を tuning するのに時間や神経を使うのはどうなのだろうね。もうちょっと雑に生きたほうが良いのではという気もする・・・。