Looking Back 2020

振り返る気力すらない・・・と思っていたが、人々の振り返りが RSS で降ってきたのを見て少しやる気を取り戻す。

今年はコロナで childcare が崩壊した 3-7 月に自分の色々も崩壊し、そのあと立て直し切れず今日に至っている。立て直し切れないというのが適切なのかわからないが、キャリアの先行きとか割とどうでもいいわという気分が支配的になり、そういうことをちゃんと考えられなくなってしまった。

ブレイクダウンして振り返る。

まず健康。概ね問題なし。

通勤の消失に伴い運動量は減っているが、早朝に軽くジョギングして最低限の脳内麻薬は賄えている。通勤の強制力がないので頻度は下がり、週に 3-5 回くらいかな。筋トレは一時期ジョギングの代替にやっていたが、いまはやってない。定着しなかった。たぶんジョギングしない日にやった方がよいのだろうが。

自宅勤務化に伴い過食がなくなり、体重は何もしてないのに安定している。いかに会社で食べすぎていたかわかる。食事関係では秋くらいにカフェインをやめた。これは今もやめたまま。たまにコーヒーを飲むと効果に驚くが、あっという間に耐性ができるとわかっているのであまり復帰する気にならない。安全な付き合い方については研究したいと思っている。

睡眠時間はまちまちで、精神衛生を守るために長くしていた時期もあるし、今は夜にインターネットしたりで割と短め。睡眠を確保すると一人の時間が減ってそれはそれで wellness を損ねるため、すこし規律を緩め不定期な睡眠不足を自分に許している。寝不足だなとおもったらその日は早く寝るくらい。

精神衛生。物理的な支援(運動とか)の力でギリギリなんとかなってる。和良推薦の Medito は仕事のある日はぼちぼち使っている。

色々な思考を麻痺させて乗り切ってる感があり、込み入った考え事ができなくなった。なんというか、鈍くなった。それはもしかしたら単に WP という文章を書く場を失っていたせいかもしれないし(これは取り戻せそう)、会社やスタバのように普段のコンテクストから切り離された空間を失ったせいかもしれない(これは取り戻せていない)。時間のなさかもしれない。

メディア消費。

パンデミック開始直後はニュースに多くの時間を割いていたが、精神衛生によくないので段々と絞り、またぶり返したりで、今はニュースは NYT だけぼちぼち眺めている。選挙以降は紙面も少しヒステリー度が下がり、マシになった気がしている。

それ以外のインターネットは、あまり控えられていない。上の鈍くなったのと関連かどうかはわからないが、長い文章を読めなくなった気がしていて、これはどうにかしたいと年末にちょっと実験したりもした。e-Ink tablet を買って長文を読みたいような気もするが、単に時間がないだけな気もする。

RSS は知人関係とそれ以外でリーダーを分離した。これはよかった。友人の日記とかをよむと、どんな内容であれ心が和む。そういうときに engineering blog みたいのを目にしたくない。友人 RSS は、自分にとってのソーシャルメディアになっている。たまに感想をメールしたりしている。

Podcast はジョギング中に聴いていたが、段々と聴く量が減り、秋くらいから聴くのを辞めた。ニュースと同じで、なんとなく精神の安定に悪影響がある気がしたため。今は Audiobook を聴いている。Audibook は本と同じでいまいち気乗りしないときもあるけど、総体としては podcast よりは実りあるように感じている。単なるバイアスかもしれないが。

インターネット芸人活動。

秋くらいから気分転換に blog でも書くかと準備していたら向井さんから podcast を再開しようと誘いがあり、結果として Q4 ではけっこう時間を使った。気分転換になってよかった。まったく持続可能性は感じないが、そんなに持続する気もないので別にいいです。

Podcast は再開するよと言ったら歓迎のコメントが散見され、おもったより聴いてる人が多く驚いた。公開したものも聴かれているようで、それなりに嬉しい。

Blog はレビューとかをしてもらった割にインターネット上では想像を超えてまったく反応がなく、人々の労力に報えなかった申し訳なさがある。Blog というのは貯めて出すものではないのだなと思う一方で、どのくらい書けるかわからないのに新しいブログを公開するのも気が引け、どうすべきだったのかはよくわからない。

仕事。アプリ本体ではなく OS との相性みたいのとか HAL だとかに振り回され、非生産的な時間を多く費やした。そのせいでコードを書かない時間も長く、アプリのコードと距離ができてしまった。非生産的なリクエストの波が去った後も若干 burn-out 気味で、本来なら大きな仕事を片付けるチャンスの電話機発売後の凪の時期を無駄にしてしまった。上司的にはそれで OK だったらしく評定にインパクトがなかったのは幸いだが、自分的にはあまり OK でない。あと相変わらずバグの triage の負担が多いのも辛い。

あと夏までの childcare 崩壊期は目先のなにかを押し続けるのが精一杯で、一歩下がってなにをすべきか考える心の余裕がなかった。危機的状況下でちゃんと振る舞えないのは仕方ないといえば仕方ないが、そのせいでダメージが後を引いて、よくなかった。

課外活動。ゼロ。機械学習とか、完全に遠い世界のものになってしまった。悲しい。

家庭。問題なし。他の全てを犠牲にしてこれを優先したわけで、その甲斐はあった。奥さんががんばったおかげが大きいが、まあ力を合わせてがんばったと言って良い程度には参加したと思う。あと子が就学前だったおかげで夏から childcare が復活したのに救われた。これが小学生でずっと virtual class とかだったら一年中ずっと辛かったと思う。そういう家庭は周囲に散見される。

もちろん問題ナシはいいすぎで、子があるべき形で社会に expose されない副作用はあると思う。ただそれはがんばっても解決できる問題ではないので、自分の評価にしても仕方ない。

自分自身をもっと世間に expose すべきでなかったか、つまりもっと知り合いと zoom/vc とかすべきじゃなかったの?という指摘はありうる。そうかもしれない。無精だった。

出費は荒くなった。今は外出がない分でマスクされているが、back to normal になったら inflate するだろうと思う。困ったものだが、そういうのを気にする余裕なし。今は給料いっぱいもらってるのでこれでいいです。会社の景気が悪くなったら考えます。

生産性ハック。

12 月からは昼食を食べるのをやめた。これは摂取カロリーも減らせるし時間も削れるしすばらしい。来年も続けたい。

GTD. 崩壊した仕事と生活を立て直そうと9月くらいにを読んで、やってる。自分にとっては Inbox と Weekly Review をセットで真面目にやるというのが新しい取り組み。仕事と個人で別のリストを管理している。細かい雑用を漏れなく片付ける役に立っている。雑用が片付くと心的負荷が下がるのは良い。あと bottom-up に色々やるほうが現実的には機能するというのは、そうだなと思う。

大局的に物事に取り組むのにも GTD が役立つという件の本の主張は信じていない(というか、他によい方法があると思う)が、別にそういうのなしでも有用なのでいいです。GTD についてはなんかもうちょっと書きたい気がしていたが、また今度。