WFH Week 7 くらい
最近の平日の一日:
- 6 時ちょっと前くらいに起床、かるくニュースを冷やかした後ひっそり家を出てストレッチ、ジョギング。
- 7 時ちょっと前くらいに帰ってきて皿を拭いたりコーヒー淹れたりなんだり。このへんで妻子起床。スキを見てシャワー。並行して奥様が朝食準備。
- 7 時半 - 8 時ちょっと前くらいから朝食。そのあと子の歯を磨いたり着替えさせたり。
- 9 時から子の preschool video chat 付き添い。30 分ちょっと。その裏で奥様ジョギング。
- 帰宅身支度した奥様に子を引き渡し、10 時少し前くらいから労働開始。
- ただし月曜と水曜の午前中は奥様オフロードのため仕事をせず子供の相手。
- 12 時前後から昼食。日によっては自分が準備するが、基本的にはあるものを出すだけ。週一回くらい出前。
- 13 時 - 13 時半くらいに労働復帰。このへんのタイムテーブルは妻子の行動次第で、たとえば公園にでかけていて帰りが遅れると遅くなる。
- 15 時。妻子とおやつ。30 分くらい。
- 16 時半、仕事を切り上げて子守。
- 17 時半、夕食。
- 18 時半、夕食片付け、猫の世話、子の遊び場片付けなどの家事。奥様は子のねかしつけ。
- 19 時半くらいから仕事の夜ラウンド。21 時過ぎまで。ほんとは二時間働きたいが、疲労のため大抵は 1 時間半くらいで脱落。このへんのどこかで奥様が寝かしつけを終えて登場(起きてこない日もある)。
- 奥様と会話したのち 22 時就寝。
- 労働時間の短さ: 昼間 5h, 夜 1.5h で 6.5h. 月曜と水曜は 4.5h. やはり夜はもうちょっと頑張る必要があるな。家事を手早くやって、7 時くらいから夜シフトをはじめればいいのだろうか。あるいはメールの消化を朝のどこかにねじ込むとか。
- しかし夜に働くのは肉体的にしんどい。デスマ気分。まあデスマなわけです実際。
- 朝のジョギングを復活できたのはよかった。ほんとは更に早起きして朝に仕事したいが、子を起こしてしまう懸念があり断念。
- 課外活動はおろか考え事をする時間もないのがジリジリと精神衛生を削っているが、色々な諦めの結果ストレスカーブはまあまあ flatten されている。
- でかいことはやらず、インクリメンタルに成果を出せることに絞って作業。でかい作業をやりきれる見込みがないため。これは今の所機能している。しかしそろそろ大物を狩るフェーズに入らないといけない気もしており悩ましい。
- 労働時間が短いと税金の支払いが厳しい。俺のじゃねーバグの分析、インフラ変更への追従。ミーティング。こういうのは気合や工夫で圧縮できず、やってるだけで一日終わり、本業が進まない。ミーティングは以前に増してスルーするようになった。あまりよくないが、やむを得ないトレードオフ。毎週 coffee chat だの happy hour だのチーム歓談系のイベントが色々設置されているが、全部無視している。子の有無による class divide の深まりは否定しがたい。
- CRD (Chrome Remote Desktop) でクラウドにある Linux の Android Studio を使っているのだが、レイテンシが厳しい。たぶん Comcast のネットワークが音を上げている。最初はターミナルや vscode も CRD 越しに使っていたが、ターミナルは Secure Shell extention, エディタは社内の簡易ウェブエディタに乗り換えた。IDE は仕方ないので耐え忍んでいる。
- そのクラウドでビルドした APK をダウンロードしてくるのに 10 分以上かかり、きびしい。こないだはダウンロード時間が 30 分を超え、思わず仕事を投げ出した。なるべく lab の自動化用を使えるといいのだが、いまは作業が割と探索的なのでそれも難しい。つらい。AT&T なら少しはマシなのだろうか・・・。ただ実際は収集したプロファイルデータを睨んでいる時間の方が長いので、致命的なダメージは受けていないのだった。これが UI 仕事だったら発狂してたね。
- 追記: これを書いたあと Wifi ルータの設置場所、Comcast のプラン、モデムなどを刷新した結果 10 分かかっていた APK のダウンロードが 10 秒くらいになり、帯域の問題は解決した。
- Laptop を Pixelbook から Linux なり Mac なりに乗り換えたいが、在庫不足のため勤務先のラップトップ乗り換えは凍結中。いっそ自腹を切って laptop を買っても割が合うレベルなのだが、セキュリティ上それもできない。おもわぬ大企業税。Macbook Pro 16, オンラインで買えば来週には届くのに・・・いいよ $3,000 くらい払うから買わせてくれよ・・・みたいな気分。書いてるうちになにか抜け道がないか調べていい気がしてきたな。
- 実作業時間を最大化しようとする結果、仕事の方向性とかを一歩さがって考える時間がとれておらず、そこには大きな不安がある。週末の夜にでもきちんと時間をとるべきなのだろうが、おうちの仕事もあるし、もう疲れてて無理・・・。
- 時間がないといいつつ向井さんなど三人くらいで週に数回終業前 20 分くらい雑談ビデオチャットをしている。しかしこれは子守負荷増大前に始めたものなので、今や週一回くらいが妥当かもしれない。
- ロードバランスのため最初は炊事を引き取っていたものの、それよりは子守を引き取って欲しいというので炊事はやめ、朝のビデオ授業、夕食準備中、週二回の午前いっぱい子供の相手をすることにした。仕事の捗らなさに輪がかかったが、奥様の精神衛生が回復したので甲斐はあった。Child care をアウトソースできるという子持ち会社員の大前提が崩壊しているのでやむなし。Child を care する機会が増え、子との関係は良くなった。
- 当初は不安などからストレス気味っぽかった我が子、奥様による様々な試行錯誤のおかげで今は見たことがないほどご機嫌に日々を過ごせており、よかった。家族の精神衛生と健康が一番重要というか、大前提なので。
- プレスクールは午前中いっぱいぶんくらいのビデオクラスを提供しているが、最初の 30 分くらいしか参加していない。うちの三歳児にビデオクラスは無理だわ。ビデオクラスに集中できないこと自体は特に問題視していないというか、できるわけねー。画面にむかってちゃんとリアクションしている一部の他所の三歳児をみると感心する。
- 朝 30 分のビデオクラスをしたあとは、おやつの買い物で釣って近所を散歩するなり(自分の場合)どこかの公園に車で行くなり(奥様の場合)して、子の運動量を確保している。午前中は人が少なくてよい。午後は適当に遊ばせている。
- 苦もなく英語を吸収できる三歳児の魔法の時期が過ぎてしまうのが悲しいが、ビデオクラスを無理強いしたところで成果があるとも思えない。我が家における厄災として受け入れている。
- 中長期的には日本語の活字コンテンツ(絵本)の仕入れに苦労しそう。iPad でも買えばいいのかもしれないが・・・・。配達遅れを承知で Amazon.co.jp から投機的に発送してしまえばいいのかもしれない。
- 週末は、午前中に公園なり山なりで軽くハイキングして、あとは家でゴロゴロしている。疫病以前はハイキング先で弁当を食べていたところが違うけれど、それ以外は大差ない。
- Grocery shopping は週一回程度。自分が炊事している間は自分が行っていたが、先週からは奥様が行っている。なるべくオンラインで買い物を済ませ、足りないぶんを補う方向。
- Grocery stores はだいたいどこも入場制限をしているが、早朝にいけば問題ない。例外は日本食材店で、早朝は営業しておらず週末は大行列。平日の昼は空いているらしいが、平日の昼に買い物をすると労働時間が一層削られてしまい厳しい。なるべく行かずに済ませて欲しいと思っているが、奥様次第。アジア食材の宅配を検討中。
- 隣の公園は人が多い。ジョギングや散歩は公道の方が良いし、公園に行きたいなら住宅地から離れた所が良い。
- 隣人数組が子供同士を遊ばせていたり、公園に行ってもどうみても家族でない人々が連れ立っていたり、social distancing の実施にはばらつきがある。公道や公園で気を使ってくれない人と近距離ですれ違うのがいちばんのストレス。
- 屋外でのマスク着用はまばら。自分はいちおう持ち歩いているが、マスクでジョギングするのは何度かやってくじけ、今は人の少ない早朝に走ることで落ち着いた。
- 地元ニュースをまとめたニュースレターを書いていたが、行動に影響あるレベルのニュースが減り、政治の話が増えて S/N が下がってくるのに合わせ頻度を下げている。これをはじめたもともとの動機は shelter-in-place のニュースを当日に受け取ったのが仕事のチャットルームだけだった事実に端を発する情報不足不安および奥様のコミュニティの危機意識の低さのなんとかしたさだったが、疫病が日常になった今や役割はほぼ終わった気がする。SF Chronicle の subscription は引き続き地元ニュースを読む役に立っている。
子および奥様の状態が安定し、ベイエリアに限れば疫病の加速も収まり、表面的には持続可能性を感じられるようになった。一方で勤務先を含む世の経済は不景気に突入し、自分の仕事の成果もゴミのようにだだ下がりで、暗黙の前提である雇用と金銭的安定は暗雲というか雷雲のまっただなか。世間や勤務先の景気は自分がどうにかできるものではないが、仕事の成果をなんとかするのが次のステップなのだろうとは思う。しかし振れる袖が無い。また時間パズルを解き直す必要があるし、他にもなんとか成果を squeeze out することに頭を使うべきなのだろう。しかし「頭を使う」に必要な時間や精神力がなく、つまりこれが厄災の重荷。