Book: Zero To One / The Startup Way
割と良かった。スタートアップは陰謀論でカルトなんだよ!と衒いもなく言い切る政治的正しく無さといい、なにかと引用される文献が渋いところといい、ファンもアンチも多いのがよくわかる。過剰なかっこよさ。あと薄いのも良いね。個人的には、世界の秘密を暴けるような仕事がよいという下りがよかった。
リーンスタートアップどういう話か忘れてたのでいい復習になった。ちゃんと innovation accounting してる企業がどれだけあるのか見当もつかないし大企業にそれを売り込める気もまったくしないが、シリコンバレーの会社というのはこういうのを読んだり本物のスタートアップで体感したりした下々が草の根的に存在するので、上の方が雑でも少しはスタートアップ・ウェイがまじりこむのだろうなと思った。
Amazon のレビューを読むと「風呂敷広げすぎ」「よくある企業改革論」みたいな批判が目につく。まあそうなのだろうね。アイデアは Lean Startup から変わってない気がするので。
こういうビジネス書を読んではなくそほじりながらフンフンとかいってるあたり我ながらおっさんだなー。ちなみに actionable な要素は特になし。