Learning at work is work, and we must make space for it | Hacker News
via Learning at work is work, and we must make space for it | Hacker News
HN のコメ欄は本文を読まずヘッドラインだけみて言いたいことだけいっているクソコメで盛り上がっているが、自分も興味のあるテーマだったので PDF を買って読んだ。
内容としては: "Boot Camp" みたいのでなにかを勉強したり教わったりしてスキルや知識を身につけるのは "Incremental Learning" であって、大きな飛躍はない。一方 "Playground" で実際になにかをやって、その体験を内省的に振り返り、新しい自分を発見する "Transformative Learning" には飛躍がある、そういうのをやろうな・・・みたいな話だった。Kate Matsudaira 的 BS 感・・・というと語弊があるが他人事感・・・を拭いきれないが、著者は HR 方面の人なのでそれも仕方なし。
たとえば delegate できないリーダーが例として登場する。そのひとたちは失敗できないがゆえに delegate できない、だから色々なことを試してちょっと失敗してもいい learning のための space をつくってやるのが組織に必要なことである。みたいな話をする。そして企業が transform するには、そういう space をシステマティックにつくる playground をトレーニングに組み込もうな、と結論づける。後半にいくほどどうでもいい。しかしこの記事は企業の digital transformation (ってなに?) を応援する issue の一部なので、書き手に文句をいう筋合いはない。釣られた HN が悪い。
自分はというと、出世パスに乗っていないおかげでまあまあ transformative learning をする機会を持てているなとは思う。一方、下っ端プログラマが生存するために必要なのは仕事を通じてものの見方を transform することではなく、機械学習とかクラウドとかがわかるようになることではないか、というと極端だけれども、知識やスキルというのは下っ端には必要なのだよ。リーダーシップの皆さんはそういうの足りてる前提で話してますけどね・・・。
というわけで「俺は仕事中もコソコソ勉強してるぜ」みたいな HN のコメが本文を読んでないゴミであるといいつつも、その sentiment には共感があるのだった。
ところでなにかと脊髄反射で悪口をいいがちな Kate Matsudaira, いま何してるのかなこのひと、と見てみたら・・・あまり人の悪口とかをいうのはよくないですね、という良い例でありました。はい。ごめんなさいね。