Revert First

雑な "リファクタリング" (クオートつきな理由は察せられたし) をして帰宅したはいいが割と基本的な挙動を壊していたらしく、時差のある世界で仕事をしている人々が右往左往している様子が翌朝にチャットのログから伺えた。ごめんね・・・しかし困ってないでさっさと revert してくれよ・・・。

いい機会なのでチームあてに "壊れてたら遠慮なく revert するのがみんなのためだからそうしとこうね" というメールを書く。これは社内では "rollback first" あるいは "revert first" と呼ばれ、民度の低いモバイル部門以外では常識になっている。その常識を説明したドキュメントをリンクして「ほらみんなやってるでしょ」と伝える。いくつか賛同の声がスレに連なる。

この「壊したらまずは revert」の常識、なんか名前があったはずなんだけどどうも "revert first" ではないっぽい。検索してもでてこない。社内ジャーゴンをあたりまえのように口にする人間にはなりたくないのだが。


ふと考えたが monorepo は rollback first 強制力が高い。なぜなら何かが壊れたときの影響範囲が広いから。TensorFlow が壊れては困り、Protobuf が壊れては困り、まあこのへんは稀なのでいいとして, CV 部門のライブラリが壊れては困り, Research の奥の方の何かが壊れては困り、なんかよくわかんないサードパーティのライブラリがアップデートされ壊れては困り・・・。アプリ側も割とストレスだが、ストレスのたまったアプリ勢からチクチクされる monorepo ライブラリ勢にはなりたくないもんですな。