Another Reduction
精神衛生低減の出処について考える。
家族の起床が 7 時から 6 時に繰り上がった結果、自分の可処分時間が一時間減った影響は大きい気がする。ほぼ半減。早起きすることでオフセットしようとしたが、うまくいっていない。
暗黙の前提として起床が一時間早まることで一日のタイムテーブル全体が一時間前倒しになると考えていたが実際はそうもいかず、現実には単に自分の朝の labor が一時間増えた。これは以前は自分が一時間分の labor をゆこっぷ(奥様)に押し付けていたということなので文句をいう筋合いはないが、可処分時間が減ったのもまた事実。
結果として、たとえばいつも翌々週の podcast のために読む論文まで決められていたのが常に自転車操業的になり、読んでまとめる作業も仕事の昼休みプラスアルファまではみ出している。
なにができるか/すべきか。
- 夕方のタイムテーブルに変化がないので、自動的に早く就寝できるわけではない。早く寝るための工夫が必要。なにか考えないといけない。ダラダラする時間を最小化してさっさと風呂に入って寝るのが良いが、一日のおわりは疲労がピークなのでだらけがち。たとえばだらけの原因になりがちな電話機を今より厚く隔離するのはどうか。どこに?
- 朝はすっぱり諦め、夜更かしする。これは世間では人気のある選択肢だが、年寄りだと夜は疲れてて頭はたらかないのでいまいち。
- Fasting を通じて食事はそんなにたべなくてもよいことがはっきりしたので、昼飯は同僚などに誘われない限り適当にヨーグルトとかサンドイッチで済ませ、昼休みを積極的に可処分時間に転嫁していく。これはできそう。ただし過去の似たような試みは軒並み失敗しているのでその理由については考える必要があるかもしらん。
- 一歩危険水域に踏み込み、平日にも一日 leave me alone する日を作ってもらうのはどうか。朝早く家を出て、スタバに行き、そのまま出社。直接会社に行くでも可。これは家庭円満と可処分時間のトレードオフなので、あまり望ましくはない。
- その枠を夕方にもってくるバリエーションもありうる。ただ夕方は疲れてるので時間あってもそんなに嬉しくない。
- 家族のためではなく自分のためだけに有給を使い、可処分な一日 or 半日をたとえば monthly とかで確保する。これも家庭円満とのトレードオフ。
- 会社にいきつつ真面目に働かないでなんかする。これは雇用と可処分時間のトレードオフ。やばい。まあ現状もビルドまちにインターネットとかしているわけなので、そういう時間をなんとかできないか考える。しかしこれほどうまくいかないものはないことが過去の経験からわかっている。そして最近は仕事はたてこみがちなのである。
小銭の力でなんとかするオプションはないものかと思うが、既に職住近接、片働き化という大きなカードは使用済。うーむ。
まずはアグレッシブな早寝(ばかげた響き)のための施策と、昼休みの fast 化から。時間それ自体の確保とは別に、可処分時間の使い方も考える必要はある。それは別枠で。
しばらく考え、もっと攻めていい気がしてきた。上のストーリーは腰が引けすぎている。
タイムテーブルの細部を見ると、自分がボトルネックではなく他の人を待っている時間がある。このアイドルサイクルで他の人つまり奥様のロードを引き取ればトータルのレイテンシは減らせるんじゃね?そういうサイクルパズルで詰められそうなパスはけっこう残っている。
自分の仕事を増やすことで自分の時間が増えるというのは一見逆説的だが、これいわゆる work stealing というやつじゃん。ブレイクスルーの予感。ただし過労に注意。