Deep Dive
臨席の同僚が "なんとか deep dive" というような文章をチームにシェアしており, それは要するにアプリの特定の困った挙動についてコードをよく読んで調べたよ、という話だった。
なにか違和感を感じたのは、deep dive と銘打ってやっていることが自分の普段の仕事みたいなものだったから。それ別に deep dive 呼ばわりするようなものではないのでは、という。
その人はチーム歴が比較的浅いいわゆる TL/M で、割とばりばり仕事ができるタイプ。こういう getting things done な人は普段から無駄にコードを読んだりせず、もっとゴール駆動で作業するのだろうなあ。
一方で自分は getting things done への passion が不十分で、それよりはコードを読んだり色々調べたりして目の前の事象に詳しくなることを優先している。これは成果を求められている会社員的にはあまり望ましくない。個人的には getting things done のために "deep dive" を犠牲にしたいとは思わないけれど、そのコストは自覚して deep dive の "成果" を意識的に仕事に還元することは考えが方が良いかもなとはおもった。たとえば notes を書いて流すといった形で。コード以外の成果の割合を増やすのもそれはそれでいまいちだけれども、無駄に調べものしたりしている間はコード書いてないので仕方ない。
仕事は完全に gtd に倒し、知的関心の探求は課外活動に回すという選択肢はある。ただ、いまの自分の仕事はそれなりに面白い questions を提供してくれるので、それを表面的に片付けてしまうのは勿体無い気がしている。望ましい振る舞いは仕事次第な面はある。