Unconscious Bias

同僚からいじめを受ける夢を見た。

その同僚は隣のチームに比較的最近入ってきたほとんど接点のない相手で、したがって嫌な思いをしたこともない。正直いうと名前すら思い出せない。白人である。

白人である、というのは本来は完全に無意味な情報なはずで差別的ですらあるが、ここでは関係がある気がする。つまり、自分は心のどこかで白人ちょっと怖いのかもな、と思ったから。自分はたとえばインド人の同僚からいじめられるところはまったく想像できないが、先の夢に出てきた同僚からいじめられる様は、想像・・・というか空想・・・の範囲内なんだよね。端的にいうと風貌が(日本の)マンガとかにでてくるいじめっ子ぽい。もちろん現実にそういうことは起きない。

夢にでてくるとかまさに unconscious bias. Unconscious bias って majority が minority に対して抱くものだと考えがちだけど、実際は逆向きも少しはあるよね。だからこそ人種間の対立というのは一層ややこしくなるんだろうし。しかし自分は別に普段から迫害されてる minority というわけではないので、この unconscious bias というか discriminatory な気持ちは単に情けないというかみっともないというかひどい。夢だからどうしょうもないとはいえ反省した。

たとえば同じ白色人種でも自分はチームの TL が夢の悪役に出てきたことはない。見も蓋もないことをいうならこの TL の方がよりいじめっ子ぽい風貌をしているしコードレビューとかで迫害されている、というのは冗談だけどそれなりに blunt な扱いをうけてムっとすることもたまにある。しかし自分が相手の性格をよくわかっているので unconscious bias を生み出す未知への恐怖はない。差別は相手を知らないとおこる。

まあ仕事のストレスが歪んだ形で現れた面もあろう。仕事忙しいの良くない。締め切りよくない。(やつあたり。)こういう話はそっと胸に秘めておくのがマナーだけれども、公開時点では時効ということでひっそり confess しておく。