The Lack Of The Focus
仕事をしつつ PDFium をいじりつつ論文読む、とかやってるとなにかに集中するのが難しい。きちんと時間をとって作業してるとき以外も頭のすみでなんとなく考えているわけで、そういう時に考えるものが散漫になる。そして考える対象を変えるとコンテクストが失われてしまう。
きちんと時間をとって何かする時はそれまで頭の片隅で考えていたぼんやりした何かに形を与えるわけだが、別の考え事によってもともと考えていた何かが失われていると捗らない。
まあ仕事はある程度まとまった時間があるのでなんとかなるけど、他は割と厳しい。仕事にしても、たとえば通勤中に仕事のことを考えているか他のことを考えているかで滑り出しの順調さが大きく変わり、それは一日の生産性に響く。
Podcast やってると Podcast 準備のない日にコードを書くのがはかどらない問題の解決として、Podcast 準備とコードいじりの両方をちょっとずつやる、というのを考えていたが、この集中を失われる問題は悪化してしまう気がする。
そして課外活動を忙しくしてしまうと最低限必要な仕事および家庭への集中が失われ、それはそれで困る。
Podcast の優先度を下げるのが一番いいのだろうけれど、ちゃんと準備せず話すのはすごく気分が悪いという問題がある。まあ頻度を下げろということなのだろうなあ・・・。
これは自分が仕事でぱっとしない理由を説明してもいる:自分は業務時間の外でほとんど仕事のことを考えていない。
TL とかみてると、彼は職場にいる時間はふつうに 9-17 だが、通勤バス(推定片道一時間)の中では明らかに仕事をしているし他に趣味プロジェクトを持っている様子もない。かわりに仕事を趣味化することには大きく成功している。趣味を全面に出しすぎてコードベースにオーバーヘッドを持ち込んでいる面もあり、それはチームメイトとしては迷惑だが個人としては上手いことやったなと評価している。他のファクターをさておくと仕事はこのくらい熱心にできたほうがいいよね。
自分は他のファクターをさておけないので仕事に全部をつっこむ気にはなれず、その consequence は残念なものだが、仕方ない。なお PDFium の仕事は探せばあるかもしらんけど別に PDFium の仕事をしたいわけではないです。Podcast で食っていきたいわけでもないです。
Ten minutes a day – Alex Allain – Medium
この人は一日十分を三年続けて本を書いたと言っている。すごいね。気が散るとかいうのは甘えなのかもしれないとも思うが、どちらかというと仕事の外でできる活動は一つくらいで、そいつがこの一日十分の枠ということなのだろうねえ。
やはり podcast がんばりすぎを何とかするのが正しいよなあ・・・。