ステロイド
子供の肌荒れが治らないのでゆこっぷ(おくさん)がステロイド系の薬を買ってきて使いはじめる。その後小児科にかかって正しい処方の仕方を教わったものの、カジュアルにステロイド系の薬を使うことにショックを受け「ちょっとオンラインで副作用とかについて読んでちょ」と釘を刺したところ、be on the same page の方がよいと思うので読むべきリンクをよこせという。そりゃそうだ、といくつか探してみたところ・・・むしろ自分が神経質すぎてよくなかったことが判明し、反省した。要するに、副作用はあるが使わずに悪化するとより辛いのでさっさときっちり使って直し、治ったら使うのをやめなさいねという話であった。
ステロイド系薬に自分が感じていた不信感は、20世紀末にあった過大報道(内服と塗薬の混同など)と、そこから始まった民間療法ビジネスの影響だったらしい。自分は弟にアレルギー性皮膚炎があり、自分の両親は当時のそうした報道などにひきずられて反ステロイドに振れていたのだろう。そこまで極端に拒否していた記憶もないが、なにしろ自分のことではないのでよく覚えていない。ただ時代の不安な空気だけが記憶に残っていた。ゆこっぷファミリーは健康体でアレルギーとかはなかったらしく、おかげでそうした不安に囚われずに済んだのかもしれない。健康が一番であることよ・・・。
オンラインの医療情報は破滅していることが多いが、アレルギー性皮膚炎(「アトピー」)についても同じことがおきており、かつそうした過去の空気および民間療法ビジネスの隆盛にともないだいぶひどいかんじになっている。最近の自分はすっかり Mayo Clinic だのみ、たまに WebMD も見るくらいで、今回のように日本語で調べたい時は go.jp に絞って検索するようになった。政府の陰謀論的なものがゼロと断言する気はないが、相対ではだいぶマシに見える。日本語圏にも Mayo Clinic 相当がほしい・・・。
しかし go.jp のサイトは PDF ばっかりな上に、そこからリンクされている厚生省のワーキングンググループの調査の成果(を参加した大学教授がまとめたもの)、みたいのが .org にホストされていたりしてまじゲンナリ。百歩譲って ac.jp にしてくれよー。
ちなみに Mayo Clinic を見ると塗るのはともかく内服はやべえぞ、という書きぶり。内服とかあるんか・・・とみると喘息の吸引薬とかがそうらしい。あれはたしかに効きすぎてやばい。知ってる。あとはスポーツのドーピング。まあこれは他人事なんでいいかな・・・。