要リハビリ
ここ数ヶ月くらいデバッグのためにログを睨んだりちまちました高速化のために Systrace を睨んだりしてばっかりだったせいか、なんか全然コードが書けなくなってる感じがする。そしてこの先もあんまりでかいコードを書く展開にならない予感。リハビリというか筋トレとしてある程度まとまったコードを書きたいが・・・。
どうしたもんかな。仕事を休むか仕事をサボるか。この2つは実は本質的には大差がないのだよな、仕事は結局進めないとならず、サボろうが休もうが仕事が進まないことに差はないわけだから。仕事を休むのは制度なので休んでもクビにはならないわけだが、自分は今はクビになるよりもうちょっと色々やらないといけない身分になってしまったので、こう、心の余裕がないね。
仕事でまとまったコードを書けばいいのでは、という話はあるのだけれど、書くものないのだよね。いやリファクタリングとかすれば表面的な行数としてはいっぱい書くわけだけど、そしてそういうリファクタリングの TODO は若干あるからやる予定ではあるけれど、リファクタリングって本質的にはコードの品質以外何も生み出さない(そしてそれが良いところである)わけなので、ここでいう「まとまった量のコードを書く」には該当しない。ズバっと書き換えて高速化する、とかはリファクタリングとは違うが、速くできるならもうしてるっつー話です。
仕事のコードはリアルに価値を生み出さなければならず、それはめちゃめちゃコードを書ける人にとってはともかくボンクラ勢にとっては難しい。なのでどうしてもリファクタリングとかバグ直しとか細かい高速化とか、小さいインクリメントで小さい成果がでるものに逃げがち。
逃げずにリスクを取るとどうなるのか。というと、そもそも今の自分の仕事でどうリスクを取ればいいのかすらわからん。というのは、ガバっとコードを書いて実現したい新機能とかすごいかっこいいアーキテクチャとか別にないからね。
まあ「無い」というと語弊があって少しはあるんだけど、自分の立場を踏まえた優先度としては他に色々やることがあり、それらの「やること」はコードをガバっと書く以外の細々したものばかりなのである。困ったね。
この仕事でガバっとコードを書く自分が想像できない事実と、コード書きリハビリの必要性はたぶん表裏一体で、仕事でガバっとコードを書ける身分になるためにリハビリが必要だと自分は感じている。
これはもとをたどると去年チームに入ったときによくないリスクの取り方をして失敗し、その後の病欠などとをあわせコードを書く立場を作るためのリスク予算がなくなってしまった、という現実の帰結なのだろうなあ。
この話を総合すると下手に余剰の時間でランダムなコードを書くのはいまいちで、限られた余剰の時間はコードをがばっとかける身分への歩みにあてるべき、ということになるが・・・。
しかし経験的にこの何も見えない状況でそういう投機的な行動をとるのは良くない気がするな。リファクタリングでもバグ修正でも、個々の規模の大きさは気にせず数をこなすことでチームのコードをさわることにもっと体をならす方が良い気がする。
というのは今のチームに入って一年経つにも関わらずすごい限定的な働き方をしてしまったせいでコードベースに体が馴染んでおらず、それもズバっとコードをかけない感覚に寄与している気がするから。
つまり今の自分には2つ問題がある。1. 目の前にあるコードベースへの慣れの不足、そして 2. 絶対的なコーディング量の不足。これらに実績不足が組み合わって、仕事でガバっとコードをかけない状態を生み出している。小さい変更を積み重ねると 1. を改善できるし、2. についても少しは足しになる。だからこれがいま仕事の時間を使ってやるべきことに思える。
コーディング量の不足は・・・。やっぱり Podcast やめるしか無いかな、という気がする。しかし始めてしまったものには色々 inertia があって踏み切れないでいるのだった。