Owning The Speed
これまで UI の性能をみてきた同僚が「特定の操作の速度が新機種の電話で遅い」というバグをファイルした。よそであった議論をうけてのバグ登録。たしかにその操作はちょっと遅い。しかしその遅さ、たしか別のバグで議論されている HAL の下の遅さが原因だった気がする。どうやって直す気なのか・・・とおもったら、まさに HAL の担当者にそのバグをたらい回して「とりあえず HAL の遅さについて議論してちょ」とコメントしていた。なるほど。
別に責任転嫁をしているわけでなく、その遅さを直すためなら議論を推し進めたり背中を押したりのプチ TL/PM もするという話。自分はこういう他人を巻き込んでなんかやるのが苦手なので、彼はエライな、と思う。
結局、たとえば 「UI を速くする」といった粒度のある仕事をしようとおもったら自分では直せない問題にも踏み込まざるを得ない。特に壁の多い世界では。なのでプチマネージメント業が必要になる。世間ではリーダーシップと呼ばれているものなわけだが・・・。別の言い方をすると、何かを own するには時にその場を取り仕切らないといけない。アプリを速くしたいなら、ときに遅いコードの持ち主をつついて速くしてもらなわないといけない。
そういうの、すごい昔はできた気がするけど言語バリアを跨いで以来すっかりできなくなったしやる気も失っていた。でもまあ、やらないといけないのだろうね。どうやってこの苦手で面倒なものに手を付けていくかを考えないと。なんかこの話くりかえし書いてる気がするな・・・。