Scopes of Productivity Books

ジコケーハツ本を読んでばかりのダメな人になって久しい。役に立たないんでしょ、とかまあそういう話はそっとしといてもらうとして、次に読む本を探しながら思うことがある。

ジコケーハツに求めるものとして、目先の生産性を良くしたい人と人生や仕事をマクロに良くしたい人がいると思う。「人がいる」というとよりは、その時々でどちら側を求めているかが違う。自分はいま仕事の進捗がぱっとせずクビ/減俸に近づいてしまったため目先の生産性をよくしたい。長期的にどんな仕事をしたいとか何を成し遂げたいとかいうのは、今はどうでもよい。それよりも、今の自分の責任範囲でやらないといけない仕事をいかにさっさと片付けるかが重要。

世の中のジコケーハツ本は個々が混ざっていて良くないと思う。もちろん最終的なゴールというものをちゃんとしないと目先をどうこうしても意味ないのは事実ではあるが、一方で最終的なゴールというのはそう頻繁にいじるものでもない一方で目先の生産性というのは試行錯誤で切り開くものだから、頻度としては目先のことを気にした方がよい。世間のジコケーハツは、目先のミクロな話から段々でかい話になっていきがち。その後半はいらないんだよ!

もっというと世の中の自己啓発はマクロな話をするやつの方が人気がある気がする。まあ人生ドカっとよくしたいという気持ちはわかるが、そういうのっていまいち actionable でないことも多い。Actionable でない話でいい気分になっておわりというのは、まさにジコケーハツがバカにされる理由なわけで、それよか目先の仕事がんばろうぜ、という気分。

いや、大局的な話を読んで先のことを考えるのは意味はあると思うし、自分もそういうのを読みたい気分のときもあるのだが、目先の話を探しているときその手の本はノイズである。ミクロなジコケーハツとマクロなジコケーハツは別ジャンルにしてほしい。

・・・とか書いてて割ながらバカっぽい話してんなと思う。そんなもんです。