Book: Crucial Conversations
Audible できいた。難しいが重要な会話 = Crucial Conversation をちゃんとするにはどうするか、という本。自分はなんとなく交渉事が苦手な気がしていたので、何かの足しになればと思って読んだ。なんとなく tactic というか selfish なかんじで強引に話を片付けるみたいなものかと思っていたら、ずっと principled でまともな内容だった。
自分や相手がムカついた気分だったり過剰に警戒していたり感情的になっていたりすると難しい話はできないので、相手もまともな人間であるという前提で敬意を持って接し、自分の主張を開示しつつ相手の主張や意向を丁寧に汲み取り、合意できる部分を強調しつつ互いの着地点を探っていこうな、というような話。
こう書くとすごい精神論ぽいけれど実際にはそのためのステップが色々議論されている。ただステップを教えてくれるからといってうまくできる気がするかというとそんなことはまったくなく、文中に登場する沢山の胃が痛くなるような舞台設定や会話例にこりゃ難しいわ・・・という気持ちになる。
最初のステップとしては、会話の中で自分が感情的になる瞬間が crucial conversation の始まりなので、それを正しく検知して crucial mode に入る、というくらいはできるようになりたい気がした。
仕事よりは夫婦の会話の方が出番は多そう。今の仕事、よく考えるとそんなに crucial moment は無い気がする。マネージャとかだと出番も多そうだが。夫婦の会話、別にしょっちゅう crucial moment があるというわけではないけれど、自分たちは夫婦関係の stability に高い優先度をおいているので、こういうのは大事。
ふと翻訳あんのかなと Amazon.co.jp をみたらあるにはあるが全然読まれてなさげ。なぞ。