表面的な話

Misreading Chat 表面的なところだけ追ってる、という感想を見かける。実際そうなのだが、悲しいことでもある。しかし時間や気力といった予算の都合によりそんなに立ち入った話はできないのだった。話ができない以前に、立ち入ったレベルまでは理解できない。

深い理解に基づいて詳しい話をする podcast は可能か。比較的じぶんがよく知っているものについて話すなら、ある程度は詳しい話ができるだろう。ただそれだと本人には得るものがないし、自分だとすぐ話すことがなくなってしまうね。なんでも詳しい人と言うのは存在するから、そういう人にはいいのかもしれない。

毎回よく調べてきて話すことも、頑張ればできるのかもしれない。それだと毎週やるのは難しいだろうけれども、それはそれで需要はあろう。このスタイルをやるならひとり語りにする方が良い、あるいは一人が話役、一人が聞き役みたいな。

Linear Digressions なんかはこの中間くらいで、host の Katie が専門であるデータサイエンスや機械学習について流行りの話題や気になる技術を調べてきて co-host の Ben に話すスタイル。これは Katie が優れたデータサイエンティストであるがゆえに成立している。自分には専門で追いかけている分野がないので、真似できない。

自分が先端にいる専門分野がない悲しさはある。受け入れているし日々はやり過ごしているが、ときどきその悲しさと向かい合わざるをえない。ひと目につくところで何かを語る以上、自分の vulnerable な部分に踏み込まれることに、あるいはそこ壁を立てることに、慣れないといけない。Blog では慣れたが、Podcast はまだ慣れないね。

よく知らないことをがんばって調べて話す。Revisionist History など商業的な podcast はそうなわけだが。程度を下げたとしても自分が余暇にできる感じじゃないな。

しばらく表面的な話をやっていきます。はい。