Data Expert

今のチーム, dashboard を誰が保守しているのかと思ったらつくった人はもう他所のチームに移ってしまっており、自分の隣の席の人が壊れたのをほそぼそと直していたのだった。そこで dashboard 開発を take over してみようかとコードを読んでみるとよく出来おり感心。社内のdashboard インフラを使いこなし、しかし大げさなことはせず、データパイプラインのほぼ全てが SQL で完結している。バッチの使い方とかも手堅い。Possibly privacy sensitive な raw log から aggregated なデータをつくるとか、こういうのは Java で書くものだと信じていたが SQL で足りるんだな。

LinkedIn を眺めると、その dashboard をつくった人は前の会社で何らかの analytics 業務をしていたらしい。道理で Android 開発者なのにばりばり SQL を書けるわけだ。そういえば隣の席の人も前の会社では Hadoop 的な世界でなんかやってたと言っていた。なぜこの人たちが Android のアプリを書いているのかは謎だが、それはさておき自分も若くて融通が効くうちにキャリアのどこかでデータに近づいておくんだったなあといつもの後悔が浮かび上がる。まあ 10 年前とかデータの仕事そんなになかった気がするけど。でもサーバ側をやっていれば SQL は得意になったかもね。


キャリアが若いうちは採用する側も色々甘く見てくれるため、わりと専門でない仕事をすることができる。だからたとえば自分のようにクライアントサイドばっかりの人も 2-3 年サーバサイドの修行でもするかな、と転職するのは割にあう気がする。

しかし実際にはそういう見通しで転職することを考えたこはなかった。なぜだろうね。まあ今の勤務先で長々とは働く前は小さい会社でそれなりに色々やっていたので、スキルセットの構築という点で特にまずい判断があった気はしない。大企業で長々と同じことをやるのが良くなかった、といういつもの結論にたどり着くだけだった。