Re-subscribing NYTimes
一旦解約し、その shady なやり口に腹を立ててもう契約しまいと思っていた NYTimes, ニュースに飢えるあまり再購読した。悔しいが、一方で満足度は高い。読みたいものがある安心感。
解約後も少しはニュースを読まねばと思い、 まず Google New をみたがしょうじき玉石混合すぎてというかレイアウトに読ませる意思を感じなくて無理だった。Router, BBC, Bloomberg あたりをみたけどなんかちがう。たぶん自分はニュースだけでなくちょっと長めの文章も欲しており、NYTimes はその面で質が高いのかもしれない。あるいは自分が思想的に青いリベラルなせいでそうでないサイトと相性があわないのか。ただ右左かかわらず新聞社のコンテンツはだいたい paywalled で、どのみち金は払わないと読めない。それなら慣れ親しんだ NYTimes でいいです、となった。むしろ解約後ずっと週一で紙バージョンを買っていたおかげか紙面構成に適応が進み、前より楽しめるようになっている。
ニュースへの飢餓感、東京にいたときは全然なかったけど異国に住むと感じる。住んでる国の現状がぜんぜんわからないのは怖い。それは理論上日本でも同じはずだけど、母国のことはなんとなくわかっていると錯覚できた。異国だと記事を読んだ時に感じる面白さもだいぶ違う。割と素直になるほどアメリカこういうかんじかー。と感心できる。批評性のかけらもない態度だけど、批判的に読んだところで事実関係を追跡する時間も能力もないからね。アメリカ素人だから。それはいいです。
まあそういう理屈はさておき一日の中のやる気がない時間にニュースジャンキーとしてヘッドラインを眺め読みたいものが見当たらずイライラする日々が終わったのがめでたい。自分にとって興味深い story を読むのは欠かせない楽しみだったと痛感。しかし新聞読んでうむうむ言ってるあたり、完全におっさん。
紙バージョンといえば新聞とは別に長めの文書を読みたいと思い New Yorker はじめ数冊買ってみた。どれもそこそこ面白いけれど、決定打はないという印象で購読には至らず。