HN: O'Reilly's Decision and its DRM Implication

via The View from Aristeia: O'Reilly's Decision and its DRM Implication on HN.

オライリーがオンラインで本および e-book の直販をやめて Safari Subscription のみに移行するという話。

HN のコメント欄は PDF が買えなくなる!と困る人々にあふれている。誰かが Play Books では PDF がダウンロードできるぞ!と言い、しかしその PDF は期待したものではないぞ!と不満の声があがる。たまに HN で Play Books の名前を見たと思ったらこれかよ・・・。

どうもその PDF は EPUB をレンダリングしたもので、製本の PDF ではないっぽい。しかしそれは製本用 PDF を納品してくれていない O’Reilly のせいであって Play Book のせいではないのでは・・・。たとえば Packt Publishing の本 (Python Machine Learning とか)はちゃんと製本用の PDF も取れるよ!濡れ衣だよ!!

理由はどうであれ製本 PDF がないのは不便といえば不便かもね・・・・と思いつつ O'Reilly 社長によるアナウンス を読んでいたら「PDF ないのは不便でごめんねなんとかできないか検討してるよ」というコメントをしていた。なんとかしてほしいもんです。O'Reilly の本をほとんど EPUB を読んでいる自分にとってはどうでもいいといえばいい話だけれど、一般論としては数式があると PDF が欲しくなる。

そして Play Books ユーザとしては別に O’Reilly の直販がなくてもいいかと思ったが、よく考えたら Learning TensorFlow は beta version で買っている。そして beta version は Play Books などの reseller には卸してくれない気がする。ちょっと不便になるなあ・・・。


Safari は月会費 $40. まあ入らないよなあ。

カンファレンスの録画が見れるのはよさそうではある。Pragpub や Manning もネットワーク内にいるから、月に二冊くらい読めてかつカンファレンス動画も週に数本見るくらいのガッツがあれば感覚的には元が取れる感はある。が、そんな時間も気力もないのだった。そしてネットワークの出版社は全ての本があるわけではないっぽい。たとえば Manning の Kotlin In Action は見当たらない。いまいち。

この判断が気に入らず他所の ebook friendly な出版社に鞍替えする著者が増え、O’Reilly が反省して直販に帰ってくる、という展開に期待しておきます。