U.S. Passport

ようやく子供のパスポートが届いた。

最初に書類を提出してから一ヶ月たった頃、おまえらの出した書類は親(我々)の身元を示すのに十分でないから追加で書類をだせと手紙がきた。将来同じようなトラブルがあった人が検索したときのために verbatim に書いておくと: "Please submit photocopies of file (5) or more personal documents, which are five (5) years or older." ... しかもこれらの書類には signature か photo, 更に issue date が入ってないといけないという。そんなものないんですけど。

5 年前なんて US にいないし、日本で発行された書類に署名なんて入ってない。てかそんなに沢山身分証明証もってない。仕方ないので条件を満たそうが満たすまいが構わず日米免許証住民票(翻訳つき)グリーンカードビザパスポートなどなどありったけの身元証明書類のコピーをとり、条件をみたす書類がない理由をしたためた手紙と一緒に提出した。で、また一ヶ月くらい待ってようやくできた次第。はーひやひやしたよまったく・・・。

なぜこんな仕打ちを受けたのだろうか。一説によれば、カルフォルニアの driver's license は例外的に身分証としての効力がないらしい(※要出典)ので、身分証明目的では他の書類を使うべきだった、のかもしれない。自分の予想は IRS の audit とおなじで確率的な bad luck だったというもの。

オンラインで調べても似たようなトラブルにあった日本人を発見できなかったし身の回りでも聞いたことのないトラブルだったので、参考のために記録しておく。


ところでパスポート申込書の最初の提出もまあまあ大変だった。USPS (郵便局) で申し込めることになっているのだけれど、近隣の USPS は予約で一杯。申し込みから二ヶ月くらい待たされる。

ゆこっぷ(おくさん)が調べたところ一部の USPS office は予約を受け付けず当日の申し込みを先着順でさばくというのでその一部の office に行ってみると、本日分の受付は終了しましたという。どうも毎日早朝に予約をする仕組みらしい。仕方ないので翌朝出直して二時間くらい並び、予約をとる。

予約をとっても自分のターンがきたタイミングでその場にいないと無視されてしまう仕組み。しかもそのターンの正確なタイミングはわからない。仕方ないので予想時刻のレンジ(申し込みから更に 3 時間後)を教わり、妻子は一旦家に帰し、その後は 最寄りのコーヒー屋まで45 分くらいかけて歩く(え!?)など周りになにもないど田舎の USPS office のそばでヒマをつぶし、時間がちかづいたタイミングでふたたび妻子と合流してまたしばらく待ち、申し込みを済ませた。なぜ妻子というか子が必要かというと本人の立ち会が必要だから。

自分は休暇中だったからなんとかなったけれど、この大変さは unbearable すぎ。どうなってるんだろうね。このあたりは異常に外国人比率が高い。米国人と比べ自分のような外国人の子供はまず確実にパスポートをつくる。そして citizenship をとった元外国人もパスポートをつくるだろう。だから人口に対して発行されるパスポートの数が多いのだろうな。そのせいで USPS の想定処理能力を超えているのか。想定してくれってかんじだが・・・。

なおそんな事情(?)を踏まえ、外国人の多い大企業であるところの勤務先には数ヶ月に一度出張パスポート受付サービスがやってくるのだった。