Giving up Chromebook Plus
当初の目論見に反し portrait mode での PDF リーダーとして使い物にならなかった Chromebook Plus, なんとか使ってあげようとしていたものの、結果として無駄に Web を見る時間が増えたり workaround の調査に時間がかかったりと frustration が溜まる一方。Sunk cost の罠にハマっているように思えてきたため使うのを諦めることにした。
ブラウザ上の開発環境でカジュアルコーディングをする試みに続き、昨日は GCE 上の Jupyter notebook をさわれるようにしようと四苦八苦していた。
Ubuntu では SSH の port forwarding で SOCKS proxy を通し、Firefox のプロキシをその SOCKS にしてクラウド内の VM にアクセスしていた。Chrome OS も一応 port forwarding はできるらしいけれど、ブラウザが Chrome しかない(当たり前)なので通常のコネクションと SOCKS を同時に使えない。不便すぎる。ホストの port forwarding に頼らず oauth2_proxy などを使ってアクセスする方法も考えてみたものの、SSL の証明書をとるだの reverse proxy と使い捨て VM の間の HTTP の forwarding を設定するだの面倒が多く, Ubuntu から SSH する方が圧倒的にラクそう。
時間が無限にあれば趣味として Web-based coding の可能性を追求していいかもしれないけれど、自分はそんなことに時間を使いたくない。だから Jupyter 端末としても使えない。結果として自分にとっての Chromebook の使いみちは blog を書いてウェブを眺めるくらいしかなくなってしまった。自分はウェブを見る時間を減らしたいと思っているので、ウェブしか使えない端末が手元にあるのは望ましくない。実際ここ一週間くらい Chromebook をメインに色々やろうとしてみたけれど、結果としては procrastination が進んだだけだった。
$400 の買い物が無駄になったことも、PDF を快適に読める環境がないことも、Chrome OS が自分にとって使い物にならないことも、当分 crappy な XPS13+Ubuntu を使い続けるしかないことも、どれも悲しい。がこのままニッチ環境にこだわってズルズルとサブカル税を払い続けるよりは、うかつ税とみなして終わりにする方が良かろう。
Chrome OS 上の Android 実行環境は今度よくなる可能性もあるので、一年後くらいにまたさわってみたい。でもしばらくはそっと押入れの奥のほうにしまっておきます。