Book: High Performance Python
読んだ(Amazon, Play Books)。結果としては Cython と Numba と Pypy に目を配っておけば良さそうと理解した。Pandas でヘビーに使われている Cython についてある程度わかったのはよかった。思ったより頑張っていた。たとえば C のコードで GIL を外すための構文がある。Python を早くしたくなったら Cython の本を読んでもいいかもしれない。
最終章は engineering blog のエントリをまとめたようなケーススタディ。性能はさておき Python でシステムを作る際のスタックにどういう要素技術を使えるのかちょっとわかったのよかった。自分は Pypy の使いどころがわかっていなかったけれど、 microservices ぽくしてバックエンドに使うとか、CPU intensive なバッチに使うとかはアリかもしれないと思えてきた。まあ自分だったら Java なり Scala なりで書くだろうけれど。
性能の一般的な話も少し扱っていたが、そういうのは個人的にはどうでもよかった。