Origin of NumPy
なんとなく眺めた Guide to NumPy の第1章。
時は20世紀末。後に Jython や Iron Python を生み出す MIT の若き天才 J.H. が書き捨てた Python 用数値計算ライブラリ Numericを使っていた著者はだんだんとコミュニティに入り込んでいくが、新参ライブラリ numarray の登場によりコミュニティは分断、崩壊の危機を迎える。そこで著者は立ち上がり、両ライブラリを超える第三のライブラリを書き上げた。それが NumPy であるッ!
なかなか熱い話じゃないですか。最初の Numeric を書いたのが後の出世株たる Jim Hugunin だというところもいいスパイスになってる。
2000 年代あたまに Python で数値計算をやろうとしたこの人たちは偉かったね。そして著者は Mayo Clinic でインターン(?) をしながら開発をやってたというから Mayo Clinic が偉かったのかもしれない。