復職日記 5

仕事の quarterly だか bi-annually だかの performance review. クビにはならないが出世もしない、優良可の良みたいなスコア。おおむね期待通り。自分は今は仕事の自律性というか自分で決めて自分でやることに重みを置いているので、それだけ勝手にやっていて良ならいいんじゃねと思っている。

一人プロジェクトをやるには、本人の能力や嗜好だけでなくマネージャやチームとの相性も必要だと思う。自分はその点で運が良い。Performance review のミーティングで「人々がみんな新機能のために忙しく働いてるのに自分だけ違うことしてていいんですかねえ」とマネージャに尋ねてみる。「チーム全体と違うことをやってるからってそれが重要じゃないってわけじゃない」との答え。まったくその通りであるとはいえ、そういう価値観が共有されているのは助かる。チームの人々もそう思ってくれていると良いのだけれど。

チームとの相性という点では、チームの中に性能改善の得意な人が少ないのもよかった。これが性能重視なチームでインフラもそろっていて人々が日々ベンチマークやプロファイラに目を光らせていたりすると自分の出番がない。エンジニアリングが(相対的に)弱いチームなおかげで自分の立場がある、というのは皮肉な話だけれども、それが身の丈なのであった。

でもいざ育休が明けてさてなにをしようかと考えた時、意味のある一人プロジェクトを考える難しさに挫けそう。

リリースが近いこともあって、今は遅れ気味な隣の人の仕事を手伝っている。久しぶりに機能追加のコード書き。こういう、誰かの考えた機能を誰かの考えた締め切りにあわせ誰かのコードに書き足す、という感じで働くのはやだなあ・・・。と思ってしまった。前にも書いたけれど、こういう手伝いだと、プロジェクトにいまいちなところがあった時に腑に落ちにくくてフラストレーションが溜まる。惰性で手伝いの続きが回ってこないよう、さっさと自分のやることを考えなければ。挫けていた気分を立て直した。

一人プロジェクト、やることを決めるのが一番しんどい。そしてなにが合っても16時半に帰らなければいけないという時間制限もしんどい。はーなにしようかなあ・・・。